ブログ トドの昼寝

札幌爺のたわごと

2019-01-01から1年間の記事一覧

ツアーで白川郷へ

和田家から見た郷内 大晦日に千歳を出て名古屋セントレア空港着後まずは白川郷へ。駐車場に溢れんばかりの観光バスと大半が東アジアと東南アジアからの観光客。郷へ渡る吊り橋が落ちるのではないかと心配になるほどの混みようだった。雪模様のおかげでしらけ…

大沢真理さんの発言に触発された。税制のいじり方がよく分からないせいでもやもやしていた日本の貧困化の本質がよく見える。 ******* もう一つ、本来は高所得層から税や社会保険料を取り、年金や手当、生活保護などの社会保障給付で低所得層に還元する「所得…

畏友、国末憲人が『テロリストの誕生』(草思社)を出した。「はじめに」でいかにも彼らしいデータ提示をしている。 一年間で起こりうる割合 ▶交通事故 六千七百人に一人 ▶自殺 九千二百人に一人 ▶殺人 一万八千人に一人 ▶落雷 三百万人に一人 ▶航空機事故 …

桐野夏生:村野ミロの誕生

『ローズガーデン』、講談社、2000年6月、第一刷 p.22 皮を被って、心は百八十度違う奴。そう思って眺めたら、ミロは悪くなかった。まだ幼い顔付なのに目が据わっていてアンバランスだ。そのアンバランスな気配が気になって仕方がない。何かありそうだ。俺…

桐野夏生の震災表現 その3

『バラカ』集英社、2016年2月発行 pp.246-247 「大震災」、水獄 「俺、夕方までここに居させてもらうかもしれない。光ちゃん、見ててやろうか」 一瞬、迷った。テレビ局にバラカを連れて行くのは無理そうではあった。予想通り、未曾有の被害が出ている。朝…

桐野夏生の震災表現 その2

『バラカ』集英社、2016年2月発行 pp.232-234 「大震災」、水獄 買い物に行くためにせっかく休みを取ったのに、ぐずぐずしていると夕方になってしまう。優子は急いで着替え、バラカを連れてマンションの部屋を出た。七階でエレベーターを待つ。上から降りて…

桐野夏生の震災表現 その1

『バラカ』集英社、2016年2月発行 pp.217-221 「大震災」水獄 洗面所に向かった時だった。いきなり足を掬われるように大きく床が揺れて、何ごとかと驚いた。地震だと認識するまで、何が何だかわからず、ただ怯えて洗面台に摑まって蹲っていた。 揺れは収まる…

荻野アンナ『えろたま』読了

東京スポーツ新聞(東スポ)に「いろ艶筆」として連載した記事(2008年4月〜2010年10月)を加筆し再構成した『えろたま』(中央公論新社、2013年4月)を読了した。延々と続く下ネタ記事にさすがに一気とは行かなかったが、気づかされることも多くあった。二…

スーパームーン直前の新宿の月

ある法人の理事会に出席のため上京。新宿に宿をとって駅に向かって歩いてふと空を見上げると大きな月が出ていた。今年最大の月スーパームーンが今週火曜日から水曜日にかけて出現するというがそれでも十分な大きさだ。残念ながらスマホで撮ったためその迫力…

ドカ雪!

午後から降り始めた雪がやばいことになってきた。まだ低気圧通過の前半なので静かにしかししんしんと降っている、湿気の多い雪なのであらゆるものに着きまくる。中島公園の裸の樹々がことごとく白化粧している。この勢いで降り続けたなら明朝は札幌でも軽く…

フランス語句会から

昨夜札幌アリアンス・フランセーズでフランス語句会があった。参加者は全員日本人だったのでフランス語の不備は否めない。それぞれの一番を紹介しておこう。 Je tousse toute seule Le bruit transperse Le noir gracial. ( par Akane ) La tour de télévisi…

スミス先生写真集から

昭和39年の札幌雪まつり 市民雪像広場?結構手作り感というか、現在の経験を経て技術的に高レベルな氷雪像に比べるとまだまだ素朴な出来栄えだ。氷が散らばっているのは意図的効果なのか、事故によるものなのか分からないが、毎日新聞の社旗が置いてあるので…

寒い!

札幌は今日も吹雪気味、風はだんだん弱まっているが、雪が軽く乾いているため樹木の枝に着雪することがなくひたすら地面に積もっている。車は雪を巻き上げながら走っていて後続の車には吹雪感が強いだろう。スキー場には絶好の積雪となること間違いなし。今…

いよいよ寒中見舞い

除雪車の音で目を覚ます。下の駐車場を覗くと車がすっぽり雪に覆われている。今の窓から中島公園を見ると、昨日まで裸になっていた樹々の枝に雪が肌着のようにしっかりとついている。バルコニーの温度計は-6度を指している。いつもの冬の景色になっていた。…