ブログ トドの昼寝

札幌爺のたわごと

2012-01-01から1年間の記事一覧

高田勇先生ご逝去の報

気賀沢さんより電話、不吉な予感がしたが案の定高田先生ご逝去の知らせだった。23日の夜往かれたとのこと。フランス・ルネサンス詩を研究対象に定めて以来、どれほどの学恩を受けたことか、渡辺一夫宅に書生のような存在として住み込み、泰斗の日常をも知…

ニセコ、トレッキング

早起きして、札幌市教育委員会主催の「自然体験活動会」に参加。パスでニセコへ総勢30名余の大部隊となったが、元気に神仙沼休憩所を出発、神仙沼へ。さらに大谷地へと進むが、9月も下旬というのに紅葉の気配はなく夏山の雰囲気だ。リンドウの花がまだま…

古川日出男を読む

『ベルカ、吠えないのか』、『中国行きのスローボート』と惹かれた順に読了。『ベルカ』はこれまでの犬に対するヒューマニズムを超えようとする斬新なchiennisme?で20世紀を総括する面白さがある。ユマンとシアンの繋がりを描こうとするとどうしても言葉にな…

サッポロピリカコタン

雨模様のなか、定山渓の4キロほど手前にある小金湯温泉と隣り合わせのサッポロピリカコタンを訪れた。ホールではコンサートと舞踊の実演が行われていた。展示室は撮影OK、手に取ってみることもOKで、狭いながらも充実している。ここは写真で、

第五回パリ祭記念ペタンク大会

早起きしてしまったので、早めに電車で発寒中央駅へ。そこから札幌農試公園まで歩いた。8時45分頃に到着したが、すでに準備万端、受付には90名近い出場希望者が集合していた。私も出場することになり、レベール夫妻と組むことになった。開会式の挨拶も…

PMF開催記念コンサート at 札幌芸術の森

掃除洗濯をして、PMF開催記念コンサートを聞きに芸術の森野外コンサートホールへ。招待席は始めてだが、野音の屋根の出っ張りの下で日陰になり吹き渡る風が心地よい。だが、時間が経つにつれだんだと日陰が狭まって、ついには後頭部を強烈な太陽が直射してし…

ゆうべもKitara、今日はジャズ・フェス、PMF歓迎レセプション

ゆうべは諏訪内晶子と札響で海の日記念チャリティーコンサートだった。指揮は円光寺雅彦で、前半が諏訪内さんのサン=サーンス「序奏とロンド・カプリチオーソ」と「ヴァイオリン協奏曲第三番ロ短調」。地中海プルーというかラピスラズリというかもう妖艶と…

ゆうべのオリヴィエ・ラトリは最高だった!

夕べ Kitara の15周年記念オルガンコンサートに行ってきた。演奏者はパリのノートルダム大聖堂正オルガニストにして、キタラの歴代専属オルガニストたちのお師匠様であるオリヴィエ・ラトリ。やはり格が違うというか、これぞヴィルチュオーゾの演奏だった。…

佐野眞一(フロントランナー)

今朝、朝日新聞の「Be」で佐野眞一が取り上げられていた。少し先輩のノンフィクション・ライターで、その取材力と文体には敬服している。インタビューの中で彼はこんなことを言っている: ー 東電OLは痛ましいまでに「身体性」の塊なんです。売春のために…

アメニティー考

昭和40年代初め、すでに都市のアメニティーについては東京がヨーロッパを凌駕していたようだ。しかし考えてみれば、東京も大阪も日本の大都市はきれいさっぱり空襲で焼け野原、応急の回復もバラックやせいぜい文化住宅風だった。そこにアメリカが続けるア…