ブログ トドの昼寝

札幌爺のたわごと

2008-01-01から1年間の記事一覧

林芙美子

午前三時過ぎに目が覚めたので、読みかけの林芙美子『下駄で歩いた巴里』を読む。樺太行きの途中で滝川から根室本線に乗り換え道東旅行へと脱線した件を読むうちに、彼女が「おひとり様」の大先達であることを改めて感じた。ここかしこに女一人旅の不自由さ…

メシアン生誕百年記念コンサート

今年はメシアン生誕百年記念にあたる。今日Kitara小ホールでその記念コンサートがあった。伝説の「世の終わりのための四重奏曲」Quatuor pour la Fin du Temps が演目に入っていたので行ってみた。パスカル的な信仰への投企の瞬間を現出させようかというメシ…

ル・マン旧市街そして旅の終わり

フランス滞在最後の朝、フライトの時刻を考えながら行程を決める。まずは旧市街の見物だ。私にとってはようやく来たとの思いが深い。花田圭介先生への追悼論文集で取り上げたジャック=ペルティエ・デュ・マンの街であり、デュ・ベレー兄弟の活躍でプレイア…

Pointe de Saint-Mathieuからル・マンまで

翌朝、車で来たからには行こうと決めていたサン・マチュー岬を目指す 朝飯もそこそこに、ひたすら西へ西へ。曇りがちの空に「晴れてくれ」と祈りながら、やがて目に入ってきたのは、修道院の廃墟と朽ちかけた教会そしてそれらを支えるように空に聳える灯台だ…

サン・マロからブレストへ

・結婚披露パーティーの翌日若い人たちを残し次の旅に備え民宿に引き上げ熟睡。目覚めと共に朝の田園を散歩。本当に田舎である。開かれた蜿々と続く畑のあちらこちらに森が残る。日本の里山と同じ農村の知恵か、鳥の声が育種類か聞こえてくる、ラズベリーが…

レンヌ、結婚披露パーティー

レンヌの昼を探索 先日面会したレンヌ大学の先生の勧めもあって、土曜日、レンヌのリス広場の市場へ。今回のレンヌ訪問のもうひとつの目的である Eric et Masako の結婚披露パーティーは夜だ。ブルターニュはやはり日本でいえば東北か。宮沢賢治さんが来てい…

モン・サン・ミシェル、レンヌ

モン・サン・ミシェルへファレーズを出て Parc Normandie Maine の森林地帯を通りながらモン・サン・ミシェルへと向かう。森の中、どこまで続くのかと思われるような道路を秋の気配を感じながら走るのは心地よい。点在する村々を抜けながらノルマンディーを…

オンフルール、カーン、ファレーズ

いよいよノルマンディーへカーナビ付きのレンタカー、日本語の選択肢があったので使ってみる。モードは「最短距離」これが結構面白い、人気というか車気のない本当に行き着けるのかと思われるような道を案内してくれる。カーナビの名前は Never lost!確かに…

美術館が無料開放

9月7日 月の第一日曜日は公立の美術館は無料開放だ。美術館パスを買うときには気を付けたほうが良いかもしれない。かみさんと朝イチでもないが、ルーヴルに向かう。8時半、地下鉄からの入り口にはすでに長蛇の列が。切符を買おうとする人が結構いたりする…

Bonjour Paris! 大学都市再訪

9月5日着、6日翌日 かみさんと久しぶりに25年前に住んだアパルトマンを訪ねてみた。この界隈はほとんど変わっていない。今の住人は花好きなようで、巧みにポットを配して歩く人の目を楽しませている。 地下鉄5号線サン・マルセル駅の近く。店が変わっ…

ニセコ almost heaven!

こんな絶好の日よりはいつまたあるか! 3月3、4日とニセコにスキー・ツアー。泊まりは「甘露の森」、天空の露天風呂を満喫してきました。両日ともド・ピーカンとは言わないまでも、空気は澄み雪もしっかりとしまり、最高のコンディションでした。それまで…