ブログ トドの昼寝

札幌爺のたわごと

2023-01-01から1年間の記事一覧

夏のフランス語句会(7月28日開催)

今回はコロナ禍のあけるのを待ちかねたかのように、パリに住むお孫さんたちに会いに飛行機に飛び乗った花丸さんの写真句の特集を組んでみました。

一番特急「北海」の思い出

特急「北海」が載った時刻表 45年前のことになるが、身重の妻を残して、単身東北本線を青森まで。午前一時ころだったろうか、青函連絡船に乗り込み函館へ渡った。当時はまだ山線を走って小樽-札幌ー旭川とつなぐ栄光の一番特急「北海」が走っていて、それに…

尾籠な話 その5 トイレのトンカチ

尾籠な話 その5 トイレのトンカチ 1960年代後半、ベ平連の小田実と中間派小説家と呼ばれた五木寛之が行動派の作家として若者をリードしていたが、やはり「見る前に跳べ」のキャッチフレーズが示すとおり、バックパッカーの先達のような二人はそれぞれアメリ…

尾籠な話その4− パリの「水!」

私が尾籠な話にこだわるのは嗅覚と記憶の関係があまり重要視されていないことに危機を感じるからである。とりわけ日本では「無臭」が幅を効かせてアメニティーの基準であるかのように振る舞っている。だが無臭は危険である、経験のない匂いに遭遇したときに…

尾籠な話その3ートルコ式トイレ

もう四十年以上も前のパリでの話。大先生の一人から頼まれパリ在住の老哲学者のご機嫌伺いに行ったときのこと。お住まいが当時でもかなり治安が悪化していた18区で、電話で「昼間でも決して裏路地に入るな、まっすぐアパルトマンまで来なさい」との忠告を…

尾籠な話ーその2

これも大昔の話。家から小学校までがほぼ見通せた。それほど広島の南観音新町には何もなかった。実は干拓地の南端には三菱重工の巨大工場群があってその北側には社宅が拡がっていた。その社宅街と小学校の間に畑が拡がっていたのだ。学校はご承知のとおりベ…

尾籠な話ーその1

先日地下鉄の階段を登っていると目の前のジーンズの尻ポケットからパンパンの財布がはみ出して落ちそうになっていた。ふと思い出したのがとある岬を歩いていたときのことだ。財布がトイレに落ちたらどうするんだろうかと想像したのが原因のようだ。 今は水洗…

新しい戦前

タモリが現在の状況を「新しい戦前の始まり」と表現したという。ウクライナへのプーチンの侵略戦争を受けて世界は再び大きな分断に入ったが、なんとわれらが首相は新たな専制主義陣営の強権的あり方に対して国民に「国を守る気概を持て!」と語り「防衛費を…

戦車ルクレール

フランス陸軍の最上位戦車といえばルクレールだ。ドイツとアメリカが世界最強の戦車をウクライナに提供することが話題になっているが、フランスではこのルクレールの供出を政府がためらっているのではないかというニュースが流れている。ここでは少しずれて…