ブログ トドの昼寝

札幌爺のたわごと

小樽オコバチ、遠藤山登山

処女雪登山?
以前から参加予定の小樽の丸山登山、昨日来の悪天候で中止かと思いきや、なんと実施となった。慌てて集合場所に向かう。私が最後でバスに乗り込むや出発。17人参加予定中10人参加。あたりを見回すと妙齢の女性一人を除くとほぼ中期高齢者。引き止める家族もいないと思しき8名(私含む)と、泣いて引き止める家族を「止めてくれるな!」と振り切ってきた幹事。警官に誰何されることを恐れるかのように飛ばす運転手。筒井康隆が泣いて喜びそうな情景であった。
リーダーがルートの変更を表明、尾根伝いの丸山登山を沢道歩きの遠藤山に変更。天狗山の「自然の村」側の駐車場に到着、バス内で登山装備に着替えするも、古く座席スペースのないバスゆえ、各所で「あっ、攣った!」「攣る〜!」の悲鳴が。私も攣りそうになるのを騙しながらようやくスパッツまで付けて下車する。スパッツの装着に不備があり、リーダーから叱責を受けるも、優しく直してくれる。さあ誰もまだ足を踏み入れていない雪道へ「進軍!」沢筋の道と木立のおかげで強風の直撃は避けることができ、目的地まで倒木を乗り越え、雪に隠れた浮き石にハッとしながらも転ぶことなく到達。気温はほぼ0度で経過、休憩で動きを止めると指先が急速に冷えてくる。安全を考えてか同じ道を引き返し、往復3時間余で処女雪登山完了!生還の喜びに一同「天は我らを見捨てなかった!」と八甲田山雪中行軍を完遂したかのような叫び、は上がらなかった。