ブログ トドの昼寝

札幌爺のたわごと

深瀬忠一先生を偲ぶ会

北海道をこよなく愛されその理想の発信地として開拓され続けた深瀬忠一先生が亡くなられたのは10月5日だった。そして今日は「偲ぶ会」、旭川の雪景色のニュースを見てから家を出る。北大生協の道路南斜め向かいのクリスチャンセンターが会場だ。2時40分頃到着すると既にかなりの人たちが入場していた。結城先生、中村睦男先生、和田学長、その他錚々たる憲法学の泰斗の方々。偲ぶ言葉の最後は早稲田の水島朝穂さんだった。深瀬先生が立憲平和主義の最強の後継者と目されていたことがひしひしと伝わってくる、しかし今や全国憲法研究会も安全保障の問題や9条を巡って安定した理念を共有しているとは言えず、かつてのように「声明」を出すことも単純には決められないことも素直に認めらていた。確かに日本は一線を越えて、危うい選択を常に迫られる世界政治の渦中に自ら飛び込んだようだ。広大附属の先輩辻村みよ子先生もいらしていた。
そしてもう一度、瞑目。深瀬先生さようなら。